パースは美しい自然が魅力的な街。
シドニーやメルボルンと比べると小さいですが、海外でのんびりとした時間を過ごしたい人にはぴったりな旅行先です。
今回は、パース在住歴8年目のわたしが、4日間の観光モデルコースを考えてみました。
日本からパースへの行き方や、注意点についても詳しく解説します。
1日目
パース市内観光
せっかくなので、まずはパースがどんなところなのか見てみましょう。
ハリーポッターのような世界観を感じられるロンドンコートや、スワンリバー沿いのエリザベスキーの散歩がおすすめです。
キングスパーク (Kings Park)
次に、無料のBlue CATバスに乗ってキングスパークに向かいます。
美しいボタニックガーデンや市内を一望できる展望台があり、リラックスしたひとときを過ごせます。
春には、ワイルドフラワーフェスティバルが開催されるので特におすすめ。
日本には生息していない、珍しい植物をたくさん目にすることができます。
コテスロービーチ (Cottesloe Beach)
夕方には、コテスロービーチへ移動し、美しいサンセットを楽しみましょう。
Perth駅からFremantle Lineに乗り、20分程でCottesloe駅に到着します。
インド洋に沈むサンセットはまさに絶景です。
白い砂浜と青い海が広がるこのビーチは、地元の人々にも人気のスポットです。
2日目
ロットネスト島 (Rottnest Island)
朝早くにフェリーでロットネスト島へ向かいます。
フェリーはエリザベスキーもしくは、フリーマントルから乗船することができます。
前日までにフェリーの予約をしておきましょう。
Rottnest Expressまたは、Sealinkという会社が運航しています。
この島は、美しいビーチやこの島にしか生息しない動物、クオッカに会えることで有名です。
体力に自信のある人は、レンタサイクルをして島を1周してみてください。
フリーマントル(Fremantle)散策
フリーマントルでフェリーを降り、歴史的な建物を散策します。
フリーマントルは、レトロな建築物が建ち並ぶオシャレな港町。
週末のみマーケットが営業しているので、タイミングが合えば覗いてみるのもよいでしょう。
フリーマントルマーケット内の物価は若干高めですが、活気があって雰囲気を楽しめると思います。
また、海沿いにあるリトルクリーチャーズ(Little Creatures)というビール醸造所では、ビールテイスティングを体験できます。
3日目
ランセリン(Lancelin)
オプショナルツアーに申し込み、ランセリンの砂丘でアクティビティを楽しみます。
(国際免許があれば、レンタカーで訪れることも可。)
砂丘サーフィンや四輪バギーなど、冒険心をくすぐる体験ができます。
ピナクルズ(Pinnacles)
次に、ピナクルズを訪れます。
(多くのオプショナルツアーは、ランセリンとピナクルズはセットになっています。)
奇岩群が広がるこの景勝地は、まるで別世界に迷い込んだかのような風景が広がります。
4日目
パース動物園 (PERTH ZOO)
コアラやカンガルーなど、オーストラリアならではの動物に出会えます。
ここは、パース市内から近く、アクセスが簡単です。
バスかフェリーどちらでも行けますが、おすすめはフェリー。
エリザベスキーから1ストップのMends St Jettyで降りて、徒歩7分程で到着します。
お土産ショッピング
市内に戻り、地元の特産品やお土産を購入します。
オーストラリアならではのお土産を見つけて、思い出を持ち帰りましょう。
ここでは、おすすめのショップをいくつか紹介したいと思います。
T2
オーストラリア発祥の紅茶専門店です。
Melbourne BreakfastやSydney Breakfastなど、オーストラリアの都市をイメージしたフレーバーの紅茶があります。
残念ながらPerth Breakfastはありませんが。
茶こし付きのマグカップも可愛く、人気です。
Woolworths
日本未発売のお菓子は、ここで買いましょう。
パース市内には2店舗あります。
Byron Bay Cookiesは名前の通りバイロンベイ発祥のクッキーで、安くて美味しいのでお土産におすすめです。
こちらもパース発祥ではないですが・・。
Chemist Warehouse
ディスカウント薬局です。
日本未発売のホワイトニング歯磨き粉やプチプラコスメなどはここで購入できます。
日本からパースへの行き方
直行便と乗り継ぎ便
現在、日本からパースへの直行便は運行されていないため、多くの場合、シンガポールや香港、シドニーを経由する乗り継ぎ便を利用します。
航空会社やルートによって所要時間は異なりますが、乗り継ぎ時間を含めて約10〜15時間程度です。
(10月より、ANAの成田-パース直行便が再開される予定です。)
空港から市内へのアクセス
パース国際空港から市内中心部へのアクセスは、タクシー、電車、バスが利用できます。
タクシーだと高額になるので、ライドシェアがおすすめ。
時間帯や、混雑具合にもよりますが、$30前後でパース市内まで行けると思います。
事前にUberなどのアプリをインストールしておくとスムーズに配車ができますよ。
パースの気候について
春(9月~11月)
気温は20~25℃で、ワイルドフラワーが咲き乱れる美しい季節です。
日中は半袖で過ごせますが、朝晩は冷えるので上着を忘れずに。
夏(12月~2月)
気温は30℃を超えることが多く、暑い日が続きます。
ビーチでのアクティビティやアウトドアを楽しむのに最適ですが、日焼け対策が必要です。
秋(3月~5月)
気温は20~25℃で、過ごしやすい気候が続きます。
観光やアクティビティに最適な時期です。
冬(6月~8月)
気温は10~20℃と比較的涼しく、雨が多くなります。
オーストラリア=暖かいとイメージしている人も多いかと思いますが、普通に寒いです。
なので、コートは必須。
観光客も少なくなる時期なので、晴れていればゆっくりと過ごせます。
パース観光の注意点
治安
パースは比較的治安の良い都市ですが、油断は禁物です。
人通りの少ない場所や公園を避けるようにしましょう。
危なそうな人を見かけたら、反対側の歩道に移動したり、早歩きをするなど常に周に気を配りましょう。
花粉の時期
春(9月~11月)は日本と同じく、花粉が多い時期です。
花粉症の方は、薬を持参するなど対策をしっかりと行いましょう。
ちなみに、スーパーや薬局でも購入できるので持ってくるのを忘れてしまっても大丈夫です。
どれかわからない時は、店員さんに”I’m looking for hay fever medicine.”と伝えてみましょう。
花粉症=ヘイ フィーバー(hay fever)です。
ハイフィーバーと言うと高熱と捉えられてしまうので注意してください。
紫外線対策
パースでは、紫外線が非常に強いため、日焼け止めや帽子、サングラスなどの紫外線対策が必要です。
また、水分補給をこまめに行い、熱中症対策も忘れずに行いましょう。
まとめ
パースは、美しい自然と多彩な観光スポットが魅力の都市です。
ここで紹介したモデルコースを参考に、充実したパース旅行を楽しんでください。