オーストラリアでIELTS対策コースに通いバンドスコア6.5を取得した話

オーストラリアの大学/専門学校に通う時や、就労ビザ等を申請する際に必要なIELTS。

数年前にわたしはジェネラルモジュールのオーバーオールバンドスコア6.5を取得しました。

今回は勉強嫌いのわたしが、バンドスコア6.0を目標に勉強をした時の話をしたいと思います。

IELTS、はじめは難しく感じますがコツをつかんでしまえば6.0を取るのはそれほど難しくありません。

なぜIELTSが必要だったのか

わたしの場合は、旦那が州政府スポンサービザを申請する際に配偶者の英語力がCompetentレベル(IELTS全セクション6.0以上)であればポイントが追加されるとのことだったので勉強することにしました。

IELTSを取っていなくてもポイントは足りていたので絶対に必要というわけではなかったのですが、中途半端な英語力をどうにかしたいという気持ちもあったので、勉強を始めるいい機会でした。

それまでのわたしの英語力はというと、生活する分には困らないけど、ニュース等ちょっとお堅い系の内容になってくると辞書がないとわからないというレベル。

英語スクールのレベルで言うとUpper Intermediateという感じでしょうか。

ちなみに、全セクション6.0以上であればジェネラルモジュール、アカデミックモジュールどちらでもOKでした。

ビザの申請要件は頻繁に変わるので、ご自身が申請する時の最新の情報を調べてくださいね。

語学学校のIELTS対策コース

IELTSを取ると決めて、まずはサンプルテストを試したのですが、問題を見た瞬間これは無理かもと感じました。

全然ワカラナイ。。。

サンプルテストは、IELTS公式サイトにて無料で公開されています。

わたしの場合、家にいると誘惑に負けて勉強できないタイプなので、独学での勉強は難しいと判断しました。

ということで、まずは8週間だけIELTSコースを開講している語学学校に通ってみることに。

コース開始

申し込んで、早速コースが始まるのですが、1日目で絶望します。

クラスメイトたちは、大学進学に向けての勉強をしている人がほとんどで、もっとハイレベルなスコアを目指している人ばかり。

わたしが目指しているのは、ジェネラルモジュールの6.0。

レベルの差が大きすぎました。

授業が進むスピードも速く全くついていけず、なにより自分のボキャブラリーの少なさに落胆しました。

ボキャブラリーが少ないと問題も全く解けません。

なので、まずは単語を猛勉強しました。

6週目ぐらいからやっと授業についていけるようになり、最後の数週間だけしっかり勉強したなぁという感じでした。

最初から単語力があれば、もうちょっと早く授業についていけるようになっていたと思います。

これからIELTSの勉強を始める人は、まずは自分ボキャブラリーを増やしてから本格的に勉強を始めることをおすすめします。

わたしはこの本で勉強したのですが、学んだ単語が本当に問題によく出てきました。

本屋で買える『IELTSによく出る単語集』みたいな本ならなんでもいいと思います。

学校の選び方

語学学校はたくさんあるので学校選びに迷うと思いますが、IELTSに力を入れている学校を選ぶといいと思います。

IELTSコースの中でもレベル別にいくつかクラスがある学校なら、自分のレベルにあったクラスに入れるので効率よく勉強できるはずです。

わたしの場合は、家から近く授業料が安めな学校を選んだので、IELTSクラスは1つのみでハイレベルなクラスメイトの中に放り込まれてしまいましたが。

そんなわたしにもみんな優しくしてくれてありがたかったです。

せっかく、高い授業料を払うのだからもうちょっと慎重に学校を選ぶべきでした。

学校に通ってよかったこと

学校選びに少し失敗しましたが、それでもコースに通って正解だったと思っています。

わたしの場合、ライティングがいちばん苦手だったのですが、書いたらその場で添削してもらえたのがいちばんよかったです。

先生から使える表現やコツを直接教えてもらえたので、すぐに活用できました。

自分の成長が目に見てわかるので、最後の方は書くことが楽しくなり、これからもっと頑張ろうとモチベーションもあがりました。

学校が修了してからの勉強

コースを終えてからは、問題集とYoutubeで勉強しました。

解き方はコースで学んだので、あとは時間内に終わらせる練習をしました。

1日の勉強時間はだいたい3時間程度です。

わたしは図書館を活用したのですが、勉強に集中できるし、外に出ることでリフレッシュにもなりました。

シティにあるCity Of Perth LibraryとNorth BridgeにあるState Library of Wertern AustraliaではIELTSの参考書も扱っていておすすめです。

City Of Perth Libraryは小さいけど、オシャレでキレイな建物なので気分があがります。

IELTS受験&結果

勉強を始めて半年ほどで、なんとなく自身がついてきたので、自分の実力を確かめるため一度受験してみることにしました。

結果は、

Listening 6.5、Reading 6.5、Writing 6.0、Speaking 5.5、Overall 6.0

でした。

正直、もっとボロボロだと思っていたので、予想外の結果でした。

スピーキングは大丈夫だろうと謎の自信があり、練習はあまりしていなかったんですよね。

且つ、初めての受験でド緊張していたこともありこの結果となってしまいました。

でも他は全て6.0以上取れていたので、この感覚を忘れないうちに次の受験をした方がいいと思い、2週間後に予約を入れました。

2回目の受験結果は

Listening 7.5、Reading 6.0、Writing 6.5、Speaking 6.5、Overall 6.5

という結果に!

この2週間では主に、スピーキングで使えるイディオムや表現をYoutubeを見て学習しました。

Youtube動画の質が本当にすばらしくて、タダで動画を公開してくれている先生方に感謝です。

正直、5回ぐらいは挑戦しないとだめかなぁと思っていたのですが、2回でパスできました。

さいごに

ということで、約半年で目標を達成することができました。

IELTSによく出る単語を覚える+解き方のコツさえつかんでしまえば、バンドスコア6.0を取得するのはそんなに難しくないです。

目標7.0以上となると、より高度なテクニックが必要になるようですが。

今では、契約時の書類やニュースがすらすら読めるようになり、あの時頑張って本当によかったと思っています。

Youtube等でIELTSについてのコンテンツがたくさん公開されているので、独学で学べなくはないですが、数週間だけでもコースに通いプロに教えてもらうと効率よく勉強が進められると思います。

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